Ph.D.

Back to All Events

徳本萌子 2days Exhibition「渡ってくる鳥 ー Art caravan ー」& 「ミシンで葉っぱを縫うwork shop」< at our shop >


  • Ph.D. stock hue Japan (map)

茨城県を拠点に活動する現代アーティスト徳本萌子さんによる立体作品の展示を平日2日間限定にて行います。
「渡ってくる鳥 ー Art caravan ー」立体作品展示

「葉っぱを縫うwork shop」ミシンを使用し生の植物を縫うワークショップ 開催

《ワークショップ概要》
 11時から 15時から予約可能, 予約以外も空きあれば飛び込み参加OK 
 所要時間 30分
 参加費 1200円(グループで参加の場合は一人@1000円)事前予約受付中

「移動する植物とミシン」をテーマに作品制作を行っている、アーティスト・徳本萌子のワークショップ。
本物の葉っぱをミシンで直接縫います。お一人一枚、出来上がった葉っぱは、ご自宅に持ち帰ることができます。もし、お庭や公園などで、丈夫で縫いやすそうな葉っぱを見つけたら、ぜひ持ってきてみてください。おすすめは、椿、柿、栗、シイ・ナラなどのどんぐり系の葉っぱなど、下草ではなく樹木の葉っぱです。
大人の助けがあれば、5歳くらいからでも参加可能です。(*大人と同じミシンを使うので、保護者の方の見守りが必須です)そしてもちろん、大人の方も楽しいワークショップです。
”ミシンで葉っぱを縫う”ためには、特別な材料も使います。大人も子どもも初めての体験を、楽しんでいただければと思います。


《今回のひとりアートキャラバンについて 徳本さんより》

2023年の夏から瀬戸内海に浮かぶ島、粟島(香川県)で現在まで展示されている作品『渡ってくる鳥』を帰路の道中で展示します。

『渡ってくる鳥』は大小異なる3羽の鳥で構成されており、すべての鳥は葉っぱの羽でできています。この葉っぱの羽は一枚一枚が刺繍されており、粟島に住む、おばあちゃん達との共同制作で作り上げました。制作は2ヶ月におよび、島外からお手伝いに来てくださる方もいらっしゃいました。一番大きな鳥は、両手いっぱい広げて運ぶサイズ。車の旅でお見せするのにぴったりです。

この頃から、ミシンを持っていろいろな場所に移動して、現地の葉っぱを縫う自分の制作スタイルが、まるで渡り鳥のようであると感じていました。今回のアートキャラバンは、作品回収という名目の上行われますが、私の渡り鳥計画の一部でもあります。道中、冬鳥を観察しながら、さまざまな方に出会うことができればと思います。

キャラバン行程 (予定)

茨城ー益子ー山梨ー(福井)ー大阪ー香川ー広島ー岡山ー長野ー茨城

*このうち、旅の道中で『渡ってくる鳥』の展示を行うのは…

11/23,11/24 広島 タメンタイギャラリー(来年2月個展)

11/27,11/28 長野 Ph.D.stock hue

10月より、茨城県北茨城市に拠点を移し、新たな制作場所を整えているところ。
2022年から旅を共にしている軽バンは、12万kmだったのがそろそろ17万kmになりそうです。約3年で5万km。よく走りました。私のミシンも葉っぱを縫い始めてそろそろ10年です。ミシンの走行距離ってあるんでしょうか。何km、何枚の葉っぱになったかな?

広島では、来年の個展に向けてのリサーチと素材集めも予定しています。展示は個展の予告として、二日間お楽しみいただければと思います。

北茨城に拠点をつくる、というある意味巣作り的な行動と、今回の作品回収の旅と、なんだか真逆のことを同時に行っていますが、自分の中では必要な予感で動いています。

改めて自分の座標を確認する、そんな作業なのかも。

徳本萌子( とくもと・もえこ) アーティスト
1993 年 神奈川県出身
2015 年 武蔵野美術大学テキスタイル専攻 卒業
2023 年 東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻 修了
「移動する植物とミシン」をテーマに作品制作を行う。

主な展示、滞在制作先に、大子アーティスト・イン・レジデンス( 茨城県大子町2018-2021)、ハバナビエンナーレ( キューバ、2019)、飛鳥アートヴィレッジ( 奈良県明日香村、2019)、Haihatus Artist in Residency( フィンランド、2022)、はりいしゃ( 福井県越前海岸、2022,2024)、粟島アーティスト・イン・レジデンス( 香川県瀬戸内、2023) など

ーーーーーーーーー
いわゆる芸術の秋(すでに冬の感じですが、、、)
どうぞワークショップと展示をお愉しみいただけますと嬉しいです。